礼先生の おすすめ

秋も深まり、ますます空気も乾燥してきましたね。

 

外では冷たい空気にさらされ、室内では暖房の効いた乾燥した部屋で過ごすと、それだけで知らず知らずのうちに肌には負担がかかっているもの。

肌が固くなったり、血行が悪くなって乾いてしぼんだようになったりするのも、この季節に起こりやすいトラブルです。

 

秋と関連深い臓器は「肺」。

肺は呼吸器系統(鼻、喉、気管支)と「肌」を司り、秋の空気の乾燥に最も弱い臓器とされています。そしてこの乾燥で「肺」が弱ると、鼻の穴の中がパリパリになり、喉がイガイガするだけでなく、お肌も潤いを失い乾いてしまう、という仕組みになっています。

 

「肺」を潤す食品はズバリ「白い食材」。

豆腐、豆乳、白ネギ、大根、山芋、レンコン、白きくらげ、梨などがこの季節、特に体が喜ぶ食材です。体液を増やして内側から直接潤いを増やします。身近な食材が多いので、毎日手を変え品を変えて食卓に登場させましょう。

 

これからどんどん加速する空気の乾燥からお肌を守るには、スキンケアでの保湿だけでなく、内側から「肺」を潤して徹底的に乾燥から守りましょう!呼吸器系統も丈夫になるので、風邪も引きにくくなりますよ。

 

 
角丸四角形吹き出し: 生の豆腐よりも何倍もパワーアップ!
高野豆腐の新メニューあれこれ
 

 

                                                                           

 

テキスト ボックス: 固めの木綿豆腐を凍らせて、さらに乾燥させて作る高野豆腐は、
良質の大豆たんぱくと豊富なアミノ酸を含む、低カロリーな健康食品です。凍らせて乾燥させることによってタンパク質が変性し、生の豆腐よりもカルシウムは5倍、鉄分は8倍となり、さらに中性脂肪やコレステロールを排出させる働きが強まります。
生活習慣病のリスクを減らすためだけでなく、豊富なカルシウムで丈夫な歯の基礎作りや、骨粗鬆症予防にもお勧めです。

大豆製品全般に含まれるイソフラボンは、みずみずしい肌や髪のために欠かせない成分です。高野豆腐に含まれるエラスチンという成分は、繊維状のコラーゲンを結束する働きをもつため、ハリや弾力のある肌を作ります。

高野豆腐は、あのボソボソした食感が敬遠されがちですが、戻す時の簡単なひと手間で、トロンとしたふわふわの食感が生まれます。「含め煮」以外の調理法で、生の豆腐に勝るとも劣らないふんわりした口当たりのおいしいレシピをご紹介します。


                                        

 

 

                                        

 

                                        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テキスト ボックス: 高野豆腐のそぼろ丼

見た目も味も鶏そぼろ丼とそっくり。低カロリーなダイエットメニューです。お子様のお弁当にも!


<材料>4人分
高野豆腐     4枚
卵        3個 炒り卵にする
きぬさや     適量
紅しょうが    適量
あたたかいごはん 4杯分
(調味料)
だし汁 2カップ、醤油大さじ2、みりん大さじ1、
砂糖大さじ1

<作り方>
1、戻した高野豆腐をよく絞ったらフードプロセッサーにかけて細かいそぼろ状にする。(なければおろし金でおろす)
2、鍋に調味料を温め、1を加えたら、絶えずかき混ぜながら水分を飛ばすようにポロポロになるまで炒める。
3、どんぶりにご飯をよそい、そぼろと炒り卵を乗     せ、きぬさやと紅ショウガを天盛りする。
きぬさやは千切りして一緒に混ぜて食べてもおいしい。
テキスト ボックス: 揚げだし高野豆腐

高野豆腐とは、言わなければ分からないほど!アツアツを召し上がれ。

<材料>4人分
高野豆腐 3枚
溶き卵+水、小麦粉 適量、 揚げ油 適量
生姜のすりおろし、三つ葉 飾り用
(調味料)
だし汁300cc、みりん大さじ1、醤油大さじ1、塩小さじ2分の1、水溶き片栗粉 適量
<作り方>
1、戻した高野豆腐をしっかり絞って1枚を4つに切る。
  溶き卵に水を加えたものにくぐらせて小麦粉をはたく。油でこんがり揚げる。
2、調味料を火にかけ、1を入れてしばらく煮る。水溶き片栗粉でとろみをつける。
3、すりおろした生姜と三つ葉を乗せる。
角丸四角形: 高野豆腐の上手な戻し方
高野豆腐はぬるま湯で戻した後、両手に挟んで軽く水気をしぼり、ボウルなどに重ならないように並べる。たっぷりの熱湯に重曹小さじ1を加えて、高野豆腐に回しかけ、アルミホイルで覆って10分置く。その後水に取る。これでフワフワの柔らかい食感が生まれる。