礼先生の おすすめ美食同源
毎日暑くなってきました。
日本は周りを海で囲まれている島国のため、夏は南国並みに高温多湿になります。湿気が体にたまってむくみを感じるわりに、食欲が減っても喉の渇きだけは頻繁に感じることでしょう。そんな時に「氷入りの冷たい飲み物をガブガブ」とやってしまうと、さらに胃液が薄まり消化能力が落ちて食欲不振を招き、これが夏バテまっしぐらとなってしまいます。
そんな暑い夏の養生ポイントは1、体の余分に溜まった熱をさまし 2、むくみは取りつつ、喉の渇きを癒すこと。
きゅうりは夏が旬だけあって、体の余分な熱を冷まして炎症を鎮める働きが特に優れた夏向きの食材です。喉の渇きを癒すと同時に利尿作用でむくみを解消してくれるので、まさに高温多湿で過ごしにくい日本の夏にピッタリ!
きゅうりやへちまなどは、化粧水の原料としても有名ですが、これは瓜類の優れた清熱・消炎作用によるものです。のぼせや火照りを取る力に優れるため、胃弱や冷え症の方は、きゅうりなどの瓜類は夏限定の食材として上手に利用しましょう。
体を温める「温性」の食材を一緒に組み合わせて調理することで冷え過ぎを防止できます。今回はきゅうりを使った夏向きの清涼感溢れるメニューをご紹介します!
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ことし
きゅうりのにんにくソース和え
中華料理の前菜に良く出てくるおいしい和え物をご紹介します!温性のにんにくをたっぷり使ったソースが絡まったきゅうりは、あっさりしているのに箸がとまらぬおいしさです。
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<作り方>
1、きゅうりは両端を切り落として縦に筋状に3、4か所皮をむく。一口大の乱切りにして下味用の塩をまぶしてしっかり水分を出す。
2、一度、きゅうりを洗って水を切っておく。
3、フライパンにごま油とにんにくみじん切りを弱火で熱し、その他の材料を加えて良く溶かして火を止める。
4、きゅうりを3のソースで和える。
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蒸し鶏と千切りきゅうりの黒ソースがけ
バンバンジーに良く似た一品ですが、ここは自慢の黒ゴマたっぷりアンチエイジングにも効くオリジナル黒ソースを添えて。鶏肉で気血を補い、体を温める酢やラー油をソースに加えます。
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きゅうりとクリームチーズのサンドイッチ
イギリスのアフタヌーンティーに出てくるようなサンドイッチはきゅうりと相性の良いクリームチーズでコクをプラス。きゅうりに塩を振って水分を出してからサンドするのがポイントです。
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<作り方>
1、食パンは2枚ひと組にして合わせる内側の両面にバターを塗る。さらに片面にからしマヨネーズを、もう片面には常温において柔らかくしたクリームチーズを塗る。
2、きゅうりは2ミリの厚さに薄く縦にスライスし、塩を振ってしばらくおいておく。出てきた水気をキッチンペーパーでふく。
3、食パンにきゅうりを並べて置き2枚で挟む。上から手で軽く押してなじませる。
4、食べやすい大きさに切って皿に盛り付ける。
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<作り方>
1、鍋に湯をたっぷり沸かし、酒、生姜、長ネギを入れて鶏もも肉を茹でる。茹で汁につけたまま冷ます。そうすることでパサパサしない柔らかな茹で鶏ができる。しっかり冷めたら鶏肉を細くスライスしておく。
2、キャベツは茹でて千切りし水気を絞る。きゅうりも千切りする。
3、黒ソースの材料を良く合わせておく。
4、器にキャベツときゅうりの千切りを敷き、鶏肉を盛りつけ、白炒りゴマを振る。黒ソースを別添えして食べる直前に掛ける。
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